Oct 28, 2015

「仕事で何がしたいのかわからない」「お金のために仕事をしている自分が何だかむなしい」と悩んだら

「仕事で何がしたいのかわからない」「お金のために仕事をしている自分が何だかむなしい」と悩んだら

お金を稼ぐ幸せとは?

質問者: 石川コーチ(以下より石川と表記)、こんにちは。

石川: はい、こんにちは。

質問者: 今日は、お金についてのお話を聞きたいのですが。

石川: ほう。

質問者: よく、手段を目的化してしまうときがあると思います。それでよくあるのが、お金についての話だと思って。

石川: はい。

質問者: ある人が、「どうしても○○がしたい!」と思って行動する。でも、周囲の人々がそれと絡めてすぐにお金の話をしたとします。例えば、「別の仕事の方が給料がいい」とか、「食べていけるのかどうか」とか。

質問者: お金の話をし始めて、最終的に何がしたかったのかわからなくなってしまう、ということがあるかと。そういったとき、「何がしたいのか」を明確にするように働きかけるには、どんなアプローチがあるでしょうか?

石川: なるほど。まず誰でも大抵は、お金は稼げば稼ぐほど嬉しいと思います。でもそれは、「(当人が)本当にやりたいこと」とは多くの場合違いますよね。

質問者: はい、違います。

石川: もちろん、お金を稼ぐ目標、目的があっていい。いいのですが、そうなるとお金を稼いだら幸せでも、稼げなかったときに不幸せとなります。

質問者: ああ、なるほど。

石川: いちいちそれ(稼げる、稼げない)に左右されるのは、悲しくないですか?

質問者: 嫌ですね。なるほど盲点でした、稼げると嬉しいけど、(稼げると思ったのに)稼げないときに嫌になってしまう。

石川: そうそう。その点、やりたいことをやっているときって、いつでも楽しいものです。その場にいるだけで幸せだったりする。本当にビジネスが好きな人で、稼げても稼げなくても嬉しいという人もいることはいますが。

質問者: そうですね、経験あります。

石川: 例えばお金についても、確かに手段としてあるに越したことはないです。とはいえ、それは延々と続きます。稼いだら使うでしょうし、使ったらまた「稼ぎたい」となるでしょうし。

質問者: よく聞く話ですね。「一千万円が欲しい!」と思い実際に一千万円稼ぐと、今度は「一億円がいい」となる。

石川: そうです。それはただのコンフォートゾーン(当人にとって「居心地がいい」と感じる範囲)でしかありません。

質問者: 以前苫米地英人博士の書籍に、『「年収を1億円稼ぎたい」という人は多いが、実際に1億円稼いだら、そのお金で何をしたいのか?』という趣旨の話がありました。なるほど、一度稼ぐと、やる気がなくなってしまうんですね。

石川: 確かに、「お金を稼ぎたい」という気持ちはよく解ります。でもその先、「もし稼いだとしたら、何がやりたいの?」という話です。そういうときは、「稼いだその後、何がしたいのか」を(相手に)聞けばいいと思います。

石川: 大体の人にとって、収入が一千万円あるとします。すると今すぐ思い浮かぶやりたいことは、結構できちゃうものです。

質問者: できますね。

自由はつらいもの?

石川: 「車を買いたい」「バッグが欲しい」「旅行に行きたい」・・・住宅を購入するにしても、頭金くらいは払えます。大体足りるわけですね。それらを、やってしまった後のことを考えた方がいいです。

質問者: 「宝くじで3億円当たったらどうするか?」という質問をされて、「(とりあえず)貯金する」という話もよくありますね。

石川: そうそう。(自身が求めるものに対しての)お金の使い道がわからないのです。アリババ(中国の巨大企業)の創業者も、「お金を持ち過ぎていない頃の方が幸せだった」と言っています。

質問者: それは知らなかったです。

石川: ジャック・マーという人なのですが、凄まじいお金持ちです。「とても貧しい時期があったけれど、そのときの方が幸せだった」という趣旨の話を語っている。

質問者: なんだかおとぎ話のような展開ですね。

石川: (使い切れないほどのお金を持っていることの)プレッシャーが凄いのでしょうね。

質問者: 確かにそれほどの巨額になると、一体何にいくら使っているのかわからなくなりそうです。資産や投資などの分もあるでしょうし。

石川: (お金に関して)自由すぎますからね。(逆に見ると)自由ほど辛いこともないですから。

質問者: 全部自分自身で決める必要があるからですか?

石川: そうです。選択肢が増えて何でもできるからこそ、悩みができます。大変です。逆に不自由なことが幸せ、という場合もあります。

お金をそれほど稼いでなくても、例えば毎年のボーナスで旅行や買い物に行けるのであれば、それも同じ幸せです。

質問者: なるほど。

やりたいこととお金を稼ぐことを一緒くたにしない

石川: ですから、「お金を稼ぎたい」というのはもう古いですね。もちろんそれはゴールとしてあっていいです。数あるゴールの中のひとつとしての「仕事」や「家族」という分野もあれば、「お金」の分野もあるというだけです。

質問者: 「お金」のコンフォートゾーンにばかり固執するのであれば、「本当に自分が求めていることなのか?」となりますね。

石川: そうそう。それは本当にやりたいことを見出していないのです。

質問者: 相手の「本当にやりたいこと」が定まっている場合、それを喚起するように働きかけるといいですか。

石川: 当人の「本当にやりたいこと」というのは?

質問者: それはもう定まっている段階で、周囲の人間から「食べていけるのか?」みたいな話をどうしてもされることもあると思います。

石川: そういう場合は、「お金」のゴールと「自分のやりたいこと(仕事)」のゴールと分けて考えるといいです。それぞれ違うものです。お金は副業をやったりして、どこでも稼げますからね。

石川: 「やりたいことで稼ごう」とすると、その分選択肢や可能性が狭まってしまいます

質問者: なるほど。

石川: 生活するのにかかる「ミニマムコスト」があります。それくらいか、プラスアルファ分くらいのお金は最低限稼ぎたいですよね。誰かにパトロンをお願いするのもいいかもしれません。

質問者: はい。

ファイナンス活動としての機能だと割り切るのも手

石川: ミニマムコストにプラスアルファ分のお金を稼ぐのには、別に「やりたいこと」でなくてもいいわけです。これらを一緒くたにして考えてしまうから、悩んでしまうのです。ただ、自分のやりたいことや大きなゴールに合致することだと好ましいです。

石川: でも、「お金のために仕事をしている自分が何だかむなしい」と思い悩むくらいであれば、「これはファイナンス活動としてやっている社会での役割に過ぎない」と割り切っちゃって、別のところでお金の不安から解放されながら思いっきりやりたいことをやりたいようにやっちゃうという手もあるということです。

質問者: 分けて考えて、上手くやりくりすればいいのですね。

質問者: わかりやすかったです。石川コーチ、今日もありがとうございました。

石川: はい、ありがとうございました。

 

お読みいただきまして、ありがとうございました!

話の聴き手並びに文章の書き起こし担当:武田悠太

 

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