コーチングにおけるKPI、KGIの設定を間違っていませんか？

こんにちは！
フローコーチング石川直樹です。

あなたは、

「ゴールを設定してみたものの、
どうすればいか分からない」

と思われることはありませんか？

そう思われた方は、
ちゃんとゴール設定できている
自分をまず誉めましょう。

なぜなら、
達成方法が分からないくらい
高い現状の外側のゴール設定は、
コーチング的に正しいからです。

でも、
達成の方法が分からないと、
不安になる気持ちも分かります。

そんな時は、
コーチングにおけるKPI、KGIを
適切に設定していくことが
重要です。

KPI、KGIをどこに設定するか
で得られる成果が違います。

KPIとは、
Key Performance Indicator
の略で、
KGIを達成するための具体的
指標のことです。

KGIとは、
Key Goal Indicator
の略で、最終目標が達成されて
いるかを計測するための指標
のことです。

例えば、

ネットショップ運用者の
場合のKGIとKPIは、

KGI：
3カ月以内に単月の売上を
1000万円にする

KPI：
商品を○点追加する
広告予算を○円投下する
月間○セッション獲得
リピート率○％に上げる

などと設定できます。

KGIやKPIの設定がビジネスに
おける成果を左右しますので、
きっちりと吟味していく必要
があります。

例えば、
株式会社サイバーエージェント
の藤田晋社長は、
著作『起業家』の中で、

当時力を入れていた
「アメーバブログ」の収益化の
ために、

月間30億ページビューを
目標として、

結果的に2カ月前倒しでその
数値を達成し、

「アメーバブログ」の収益化
に成功した、と綴っています。

この「月間30億ページビュー」
というのが、KGI/KPIですね。

当時はライブドアなど、
ブログサービスこそあったものの
ネット業界なので先行きが
誰にも分からなく多くの
ネット系企業が暗中模索していた
時代です。

藤田社長自身も、
月間30億ページビュー
というのは、

「メディアは月間30億ページビュー
を超えると収益化していく」

という他人の情報をたまたま
耳にしたからだと語っています。

僕は『起業家』を読んでいて、
「月間30億ページビュー達成」
というKGI/KPIの設定がもし
間違っていたら、
「アメーバブログ」は成功して
いなかったのではないのでは？

と思いました。

例えば、
月間10億ページビューと設定して
収益化できなかった場合、
ステークホルダーの圧力が
強くなってアメーバ事業を
撤退していたかも
しれません。

また、
単純にウェブのページ数を増やす
「○○万ページ達成」と設定
していたら的外れとなっていた
かもしれません。

もちろん、KGI/KPIの設定が
間違っていて成果が出なくても
藤田社長のことですから
その都度対策を講じていた
でしょう。

しかし、
軌道修正は大きなコストと
なります。

このことから、
KGI/KPIをどこに設定するか
というのは先行きや成果を
左右する重要な決断である
ことが分かるでしょう。

これはコーチングに置き換える
ことができます。

コーチングで言う「ゴール」
は抽象度の高いものです。

ビジネスで言うミッションや
ビジョンが「ゴール」だと
すると、

ビジネスで使われるKGI/KPI
というような指標は、

「ゴールから逆算した
今あるべき姿、イメージ」

「日々のハビット、
アティテュード」

と置き換えることが
できるでしょう。

となると、

「ゴールから逆算した
今あるべき姿、イメージ」

「日々のハビット、
アティテュード」

これらがちゃんと
ゴールに合致したものか？

についてきっちりと精査する
必要があることがあることが、
実感できますね。

そこが的外れだと、
無駄なお金と時間と労力
を失うことになってしまいます。

「思い描いたものは実現する」
という次元では、自己啓発の
域を出ないのです。

きっちりと科学的に、

ゴールは何か？

ゴールから逆算した
今あるべき姿、イメージは
どんなものか？

日々どんなハビット、
アティテュードで過ごしている
べきか？

など、向き合っていく必要
があります。

現状の外側のゴールを達成する、
ということは、新しい自我を
作る、ということです。

新しい自我を作ることは、
生半可なことではありません。

あなたのゴールは何ですか？

ゴールから逆算した
今あるべき姿、イメージは
どんなものですか？

日々どんなハビット、
アティテュードで過ごして
いますか？

あなたのゴール達成
のために、きっちりと設計して
いきましょうね。

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