習慣構築③仲間の存在が生産性を高める「ピア効果」とは?
こんばんは!石川直樹です。
前回は、
習慣構築第1のポイントである
「期限つきの明確な目的意識を持つ」
ということについてお伝えしました。
今回は、
習慣構築第2のポイントである
「仲間を作る、他者を巻き込む」
ことについて掘り下げて
解説していきます!
について掘り下げてお伝えしますね!
仲間の存在が生産性を高める「ピア効果」とは?
ゴール達成のための習慣構築
の2つ目のポイントとしては、
「仲間を作る」「他者を巻き込む」
ということです。
設定したタスクを遂行、
検証したいと思った時に、
それを一人で全部行うのは難しいです。
例えば、筋トレでも、
トレーナーがいた方が継続できるし、
より自分を追い込むことができます。
また、
適切なフィードバックをもらうことで、
フォームなど検証、改善が速く進みますよね。
しかし、
自分一人だと良い意味での緊張感や
プレッシャーがなくなるので
「今日は何だかめんどくさいな…」
「今日はこれくらいでいいか」
と怠け心が働いてしまったり、
「今日パーソナルをお願いしている」
という約束がなく、
自分との約束になるので、
「まあ、いいか」
と行かなくなり、
結局ジム通いが続かなくなる、
というパターンがほとんどです。
このように、
仲間・同僚・ライバルの存在が
お互いの活動に影響を与え
生産性を高めることを
「ピア効果」と言います。
ペア(Pair)ではなく
ピア(Peer=年齢・地位・能力などが
同じ同僚や仲間という意味)です。
大竹文雄著『行動経済学の使い方』
によると、ピア効果の研究が
以下のように紹介されています。
・アメリカのとあるスーパーの
レジ打ち従業員に対する研究では
同僚の生産性が10%上昇すると
その職場の他の従業員の生産性は
1.5%上昇することが分かった・競泳のレースでデータをとったところ、
優秀な選手がチームに移籍してくると、
元からいた選手たちのタイムが向上する
ことが明らかになった
このことから、
・周囲への意識が生産性を高める
・適度なプレッシャーが生産性を高める
ということが言えます。
しかし、
ピア効果には
「正のピア効果」と
「負のピア効果」があるので、
注意が必要です。
負のピア効果とは、
仲間の存在が生産性を下げたり
悪影響を与えることです。
これはコーチング的に言い換えると、
「エフィカシーが低い人が他者のエフィカシーと下げる」
「ドリームキラーと関わるとエフィカシーが下がる」
ということが言えます。
エフィカシーとはコーチング用語で、
ゴール達成能力の自己評価
のことです。
ちなみに、
僕のやっているオンラインサロン
では、そうならないように
ルール作りを徹底しています。
例えば、
他者のドリームキラーにならない
ということです。
エフィカシーが低いと、
仲間の成果を心から喜べなかったり、
仲間をひきずり下ろそうという
無意識が働いてしまいます。
あなたの周りにこんな人はいませんか?
・職場で愚痴を言うことが是だと思っているお局様
・「あなたのため」と言いながら全力であなたのチャレンジを止めようとしてくる友人知人
もし心当たりがあれば本当に
注意してください。
こんなことにならないように、
本サロンではルール徹底しています。
最後に、「ピア効果」の実例として僕の事例をお話します。
僕はギターが趣味なのですが、「ジャズ」を弾くことが好きです。
でも昔は「ジャズ」なんか難しそうなイメージでしたし、
理論書を開いても一切何も入ってこず、何度チャレンジしても3日坊主で成長しませんでした。
しかしある日、ある人と出会いました。
その方は50歳の精神科医で、ジャズギターが趣味のお洒落な男性でした。
僕はチェット・ベイカーというトランペッター(&ボーカル)
が好きなのですが
晩年のチェット・ベイカーの演奏の話でとても盛り上がり、
「一緒にやろうよ」ということになりました。
そんなこんなで、
そのジャズギターが趣味の男性とデュオでセッションすることになりました。
最初は今でも覚えています。
“There will never be another you”
というジャズのスタンダードナンバーをやることになったのですが、
僕は全然弾けずに冷や汗をかきまくりました。
しかしそんな僕を大らかに否定もせず、受け入れてくれて、
定期的にセッションするようになりました。
気付けば、
“There will never be another you”
やそれ以外のジャズの曲もストレスなく弾けるようになりました。
その男性に具体的なテクニックを教わったというわけではありません。
仲間としてフラットに演奏を重ねることができたのが
一番の理由だったのだと思います。
ですので、良い仲間との出会いがあなたの人生を変えるのではないか、
ということをお伝えしたいのです。
習慣構築ができる、と言う以上の豊かな財産となると思っています。
以上、今回は習慣構築第2のポイントである
「仲間を作る、他者を巻き込む」
ことについてお伝えしました!
次回は、
ゴール達成のための習慣構築第3のポイント
「いつもやる行動の中に組み込む」
について掘り下げてお伝えしますね!
※一緒にゴール達成に向けて
切磋琢磨できる仲間が欲しい、
という方は以下のサロンが
おすすめです。
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ではまた!!!