プライドっていけないもの?エフィカシーとは違うの?認知科学的に見たプライドの正体とは
プライドとエフィカシーは異なるもの
質問者: お金を稼ぐというゴールに対し「私にはできる」とエフィカシーを保った方が良いと思っていたのですが、それはエフィカシーでなく、プライドだと知人から言われました。プライドとエフィカシーの違いがわからなくなっているのですが、教えていただけないでしょうか?
石川: まず、質問者さんはエフィカシーとプライドの違いって何だと定義していますか?
質問者: プライドは、出来ないのに持っているもので、エフィカシーは自信とか確信でしょうか?? そう考えると、私が持っているのはプライドかもしれません。
石川: なるほど。
質問者: なんか「やれば出来るんじゃないか?」「私こんなもんじゃない」という思いがあります。
石川: いいですね。
質問者: いいんでしょうか? この思いがプライドなのか何なのかよくわかりません。
質問者: ゴール設定ではちゃんと「成功している自分」を見るんですよね?そして「私にはできる」というエフィカシーを保つ。
その方がおっしゃるには、「『成功している』というゴールを見ているという意味では、プライドもエフィカシーも見ている未来は同じなのだけど、『私はやればできるはず』とプライドを保つために、実際できていない現実を捻じ曲げている」と言われました。じゃあ私はどう思えばいいのだろう?と混乱しています。
自分以外の他人の言ったことは一切関係ない
石川: 自分以外の他人が言ったことは関係ありませんし、他人から言われたことでエフィカシーを下げる必要はありません。というのは、エフィカシーとはゴール達成能力の自己評価だから、そもそも他人によってエフィカシーを下げられることはありません。
質問者: エフィカシー、自分で下げているということですね…。
石川: プライドがどうのというのは、他人から見た意見である場合が多いです。
質問者: 私が「本当に成功する」とゴール達成できると思っていたら、一度や二度、ビジネスで集客出来なくても「おかしい、こんなはずはない」と思うはずですよね。
それができないということは、「出来ない(成し遂げられない)」という自己評価になっている。
ということは、プライドがあるから次に進めないのでしょうか?
石川: プライドという言葉にひっかかっていますか?
質問者: ひっかかっています。私自身、プライドが高いと思っていますし、そのプライドのせいで動けなくなっていることが沢山あるように感じています。
石川: 他人から指摘されるプライドってどちらかというと悪い意味に使われることが多いですが、プライドによりいろんな行動ができなくなることが問題なのでしょうか?
質問者: プライドはあっていいと思うのですが、プライドを保つために行動できなくなっていることが問題だと思っています。
一体、プライドって何者?
石川: コンフォートゾーンが違ってくれば、プライドも気にならなくなりますよ。コンフォートゾーンが上がれば「この行動ができない」ということがスコトーマになりますし、悩むことでなくゴール達成のために思考を使うようになります。
質問者: コンフォートゾーンが変われば、ビジネスで言えばお客さんが来ないということがスコトーマになり(気にならなくなり)、それより「できることをやろう」という風になるということでしょうか?
石川: そうです。プライドは固定的なものではりません。演劇役者さんも、はじめのうちは恥ずかしがって上手く演じられませんが、そのうちコンフォートーンが変わるとプライドはどんどん醸成されていったりします。プライドって辞書を引けば「誇り」とか「自尊心」と言われますが、結局は「自分が自分であるために譲れない何か」だと言えます。これは他でもない、達成したいゴールですよね。
その「譲れない何か(ゴール)」が「ダサい自分だと思われないようにすること」である場合は、なんだかかっこつけて見栄はってるように見えて、結局「プライド捨てなよ!」とか言われたりします。
逆に、「譲れない何か(ゴール)」が「100%演じ切って観客を感動させること」である場合は、「恥ずかしさ」を感じているヒマもなくなります。つまり恥ずかしさがスコトーマになるということです。
石川: つまり俗に「プライド捨てなよ!」とアドバイスする/されるようなときは、「ゴール設定ちゃんとしなよ」と言ってあげた方がいい。(笑)
プライド…これってコーチング用語に置き換えれば、認知的不協和、つまりゴールと現状のギャップが生み出すエネルギーのことなんです。
質問者: プライドのことを他人から指摘されても気にしないほうがいいんですね。結局「ゴール設定がしっかり出来ているか」どうかというところに落ち着きますね。
ちゃんとゴール設定ができていて、コンフォートゾーンが移行すればプライド自体も変わってくるから気にならなくなる。
石川: そうです。「まずはゴールありき」です。
質問者: 自分では「達成したゴール」をフォーカスしているつもりなのですが、気づかない間に「達成できないゴール」にフォーカスをしているということに、こうやってコーチングを受けることで気づけます。ゴール達成の臨場感上げるためにアファメーション等やってみます。ありがとうございました。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当: 宮野明子
本日もお読みいただき、ありがとうございました。