「なにこの人、許せない…!」と強い怒りとともにショックを受けた…嫌な記憶を克服するためのマインドの使い方
生きていれば世の中にはいろんな人がいます。
中でも、どう考えても理不尽な上司、倫理的に信じられない隣人、裏切る友人、など挙げ始めればきりがないと思えるかもしれません。
今回の記事では、そんな心無い人、「悪意があるとしか思えない!」「こんな人間がいること自体がショック…」というような状況に遭遇したときのマインドの使い方について考えてみます。
まずは物理的損害の責任を取る/取らせる
心無い人に遭遇して実際にあなたが被害を被ったときは、まずは論理的に責任の所在をはっきりさせて、然るべき責任を取らせましょう。
例えば自動車の運転時に追突されて事故になった場合。
その場で警察や保険会社に連絡しますが、あなたが全く非がないにも関わらず相手が自分の非を認めずにしらばっくれる場合、これは明らかに想定外です。
想定外である場合は、正当に怒りましょう。
正当に怒る場合は、弁護士に相談して裁判を起こして損害賠償を請求します。
また例えば、会社内でのトラブルなどであれば、人事権を握った上司に相談するなど、第三者に通告して措置をしてもらという方法をとります。
感情的に怒るだけではこちらが損をする場合があるので(感情的に怒ったように見せることが効果的なこともありますが)、戦略を練って相手に相応の責任を取らせましょう。
また、自分に非がある場合は相応の責任を取り、改善しましょう。
そして、「今回は私の○○がいけなかった。これからは私は○○はしない」とゴール設定をしたり、ポリシーを固めて対策をすればいいです。
然るべき責任を取り/取らせ、「次からは改善する」と未来に対して働きかければいいのです。
「とは言っても精神的なショックが抜けない…」という時は
しかし、こうして白黒はっきりつけたとしても、
「なんで自分がこんな目に遭わなきゃいけないんだ」
「いくらなんでも理不尽だ」
「世の中にあんな人でなしがいるなんてショックだ」
とあなたは思うかもしれません。
なんだかわだかまりが残るときがあります。
そんな時は徹底的に抽象思考です。
相手がどうしても気に食わない。
そんなときは、低レベルの人並み外れたことしかできない相手を憐れみ、同情してあげましょう。
「こんな低レベルのことしかできないから今後も大した人生を送らないだろうな、可哀想に…」
「ストレスばかり溜めてるから人から嫌われて、孤独に生きるんだろうな。私はこんな生き方はしない!」
「こうやって病んでる人って世の中にいっぱいいるのかな。そうだとしたらこういう人が生まれないような世の中にしていきたいな」
と新たなポリシーやゴールを設定するきっかけとなるかもしれません。
心無い相手とまた職場で定期的に会わなければいけない状況なら、
「あくまでも仕事、仕事!仕事に必要なだけの会話をして、あとは極力関わらないようにしよう」
「もし次も同じようなトラブルに発展したら、こうやって対応しよう」
「もともと転職するつもりだった。これを機に転職活動に本腰を入れよう」
と徹底的に対策を練ります。
対策を練らずにまたトラブルになった場合は、それは自己責任ですよ。
「抽象思考⇒意味づけ」は嫌な記憶にも未来の記憶にも応用可能!
このように抽象思考をすることで、嫌な記憶に意味づけをすることができます。
ポジティブな意味づけが出来れば、あなたの脳はその記憶をポジティブなものとして扱うようになりますので、それ以降いちいち落ち込んだりしなくなるのです。
通勤や通学などで、複雑な道でも一度覚えればあとは無意識に道を進むことが出来るようになるものですよね。
それと同じ感覚です。
このように抽象思考をして新たな意味づけをすることを心理学用語でいう「ゲシュタルトができた」と言います。
さて、抽象思考によって嫌な記憶の意味づけを変えてわだかまりを解決する方法をお伝えしましたが、これはゴールを達成するための未来の記憶を作ることにも応用が出来ます。
詳しくは、無料動画講座などでもノウハウを解説していますので興味があればご覧くださいね。