Feb 10, 2015
【要注意】「よし、ゴール設定は完璧だ!」という人に生じやすいスコトーマと、それを外すコツ
スコトーマとは?
例えばあなたは腕時計が欲しい場合、
「そうだ、カルティエのアンティークの腕時計を買おう!」
と決めたその日から、それまであまり気付かなかった、他人のしているカルティエの時計や、アンティークウォッチ、時計が売っている店が目に入るようになります。
このような、それまで気付かなかった心理的な盲点のことを、コーチング用語で「スコトーマ」と言います。
家族でビーチに行っても、子どもがいなかった頃はパートナーのことしか見えていなかったのが、子どもを連れていけばパートナーそっちのけで子どもが溺れていないかと心配で、気が気でなりません。
人は誰でも、どんな時でもスコトーマがあります。
たとえゴール設定を完璧に行っていたとしても、必ずそのゴール以外のことがスコトーマになります。
だからこそ、それまでの深刻な悩みがスコトーマとなって解消するし、日々のネガティヴな情報をキャッチしなくなるのです。
このように、自分にとって悪いことを見えなくすることもできるので、スコトーマがあること自体が悪いことではありません。
ゴールは複数あっていい!
しかし、映画を観ることが趣味で映画を毎日観まくっている場合、本当はファッションのことも好きになる可能性があるのに好きな映画だけに縛られてファッションのことがスコトーマになっているかもしれません。
IT関係のビジネスを立ち上げたばかりで、そのビジネスのゴールに拘るあまり、イタリアンレストランを開きたいという道を閉ざしてしまっているかもしれません。
このように、趣味のゴール、ビジネスのゴールにつき、やりたいことは一つだけとは限りません。
ゴールは複数あった方が良いです。
「ゴールは一つだけ!」と一つに拘るのは他のやりたいことを見えなくさせている=スコトーマにしている可能性があります。
だから、一度ゴールを設定して終わりではありません。
重要なのは、常に自分にはスコトーマが存在するということを自覚することです。
でないと、「自分の見えている世界こそが世界のすべてだ」という原理主義者になってしまいます。
ゴール設定した上で新たなスコトーマを外すコツ
では、どうスコトーマを外せばいいでしょうか?
それは、しっかりとゴール設定をした上で、
さらに、
「今のゴール以外にしたいことは何だろうか?」
と定期的に自問し続けることです。
ポイントは、
「制限、限界がなければ新しく何をしたいだろうか?」
と自問することです。
僕の知り合いに、70歳になって某有名大学大学院に通い始めた方がいらっしゃいます。
最近はお会いしていないですが、そうやっていつでもチャレンジし続ける人ってめちゃくちゃ輝いて見えます。
ゴールを完璧に設定しても、必ずスコトーマがあります。
制限、限界がなければ新しくやりたいことを考えることによって、
「実は海外の大学、大学院に留学したいんだ!」
「今はIT関係ビジネスに一筋だけど、片手間に好きな北欧雑貨の輸入販売も始めたいな」
などとどんどんやりたいことが隠れていることに気付きます。
ゴールは複数あっていいのです。
たくさん設定して、いろんなことが見えた方がお得だと思いませんか?
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