「会社の上司からゴール設定を強要されても、押し付けられたようでツラい…」という時の正しいゴール設定の仕方とは
本日も、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
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会社で、部下のゴールを引き出したかったら、会社の枠組みを超えて考えてもらう
質問者: 会社の部下のゴールの引き出し方についてお聞かせください。
石川: 部下の方も、真に望んでいるゴールがあると思いますが。
質問者: ゴールはあると思うのですが、会社にはいたいと言っていて、会社にいる限り、そこがうまくいかない感じがして・・・
石川: 会社にいたいというのは、おそらく生活のためじゃないですか? なので、本心からやりたいと思えるゴールです。
質問者: なるほど!会社でのゴールを、と思うから見つからないのですね。
石川: そうです。会社でのやりたいことを引き出したいなら、逆説的ですが、会社の枠組みから外れましょう。その部下の方は男性ですか?女性ですか?
質問者: 女性です。
石川: 女性だったら、例えば独身で結婚したいという願望があった時に、経営者に出会うとか、仕事が出来るようになってあの人に認められたいとか、仮にそうだったとしたら、それを本人がうまく繋げるかもしれないですよね。
やりたくもない仕事なら、辞めたほうがいい
質問者: その方は、本心では会社を辞めたいと思うのですが、生活のためにすぐには辞めたくないけど、残業が増えるのがイヤと言っています。
石川: そういう人こそ早く辞めた方がいいですね(笑)やりたくもないことをしていたらストレスが溜まるばかりなので辞めた方が本人のためになるし、会社のためにもなりますね。だって本心からやりたいことやっているのとそうでないのとでは生産性が756倍違うというデータがあるんですから。
質問者: でも、仕事はキッチリやっていて評価されているので、後は気持ちだけの問題だと思うのです。
石川: その気持ちっていうのは、その人が本当にやりたいことをやったらもっとすごい成果が出るんじゃないですか? 普通にやっていてそうなのだから。
質問者: なるほど! そういう風に思ったことはありませんでした。
石川: だから、会社の枠組みの中でゴールややりたいことを考えない方がいいですね。
質問者: 会社の枠組みで見つけようとしているから、本心からのやりたいことを引き出せないということがわかりました。
会社の枠組みを超えてやりたいことを考えれば、今の仕事でどうあるべきかが分かる
石川: そうです。その人が本当にやりたいこと、成し遂げたいゴールが見つかったら、今の仕事と何かとリンクするかもしれないですよ。例えば、将来的に起業したいのだったら今の職務で得られるものを得ようと思ったりとか、次の仕事のために結果出せるだけ出そうとか、逆に奮い立ちませんか?
質問者: まさに私がそうでした。私の場合は、仕事がイヤだったわけではないのですが、仕事で成長できる気がしなくて退屈だったのです。 それが本当にやりたいことを見つけた時、会社と自分が提供したいものは、抽象度を上げて考えると同じだということに気づきました。そこに気づくとそれまで興味が無かった仕事も自分のゴールと結びつけて考えられ、自分だったらどうするだろう?と能動的に取り組むようになり、どんどん仕事が面白くなってきたのです。
石川: それをまた実現させてあげたらいいのですよ。
質問者: わかりました。会社の枠組み外して彼女のゴール設定をサポートしてみます。ありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当:宮野明子