選択肢がたくさんあって迷うときは、判断材料を圧倒的に増やす
選択肢がたくさんあって迷うときは
質問者: 海外の大学院について、どこを選ぼうかずっと迷っています。そんなに簡単に決められないものだとは思ってるんですが。有名なトップスクールというブランドで、いいなぁと思ったりするのですが、そういう選び方でもいいんでしょうか。
石川: きっかけとしてはいいんじゃないの。俺だってギター始めたのは、なんかかっこいいから、だしさ。(笑)それで、なんで(かっこいいか)って追求していけば、分かる。
ブランドに惹かれたとしても、そのブランドの裏に、何か惹きつけられるファクトがあるわけ。
質問者: ブランドたるファクトがある、ということですか。
石川: そうそう。そのファクトは何だろう、って探していくといい。例えばスタバ(スターバックス)だと、ちょっと前までは、ブランド価値がすごかった。なぜかっていうと、サードプレイスっていう、職場でも家庭でもない、心地よい空間を、最初に売り出したからだよね。プレミアな価格で、プレミアムなコーヒーで。
質問者: ほかにはない価値があるということですか。
石川: そうそう。スタンフォード大学が有名なのは、スティーブ・ジョブズや、シリコンバレーで今大活躍している人たちを、どんどん輩出しているからじゃないかな。あるいは、ハーバード大学がなんで有名かといったら、ビル・ゲイツが中退してたりだとか。
あるいは、カーネギーメロン大学といえば苫米地博士、みたいな。苫米地博士がやったことに魅力を感じているのかもしれないし。スタンフォード大学に興味があるんだったら、シリコンバレー系のスタートアップ企業とかに魅力を感じているのかもしれないし。裏に、本当に自分が惹かれるファクトがあるはずだから。
質問者: そのファクトを、見つけていく、と。
判断に迷うときは、決まって情報不足である
石川: うん。それは、ひたすら情報収集して考えていかないと見つからない。まずはどんどん情報収集していけばいいよ。例えば今は、どことどこの大学で迷ってるの?
質問者: 有名どころの全部で迷っているような感じです。
石川: そうなんだ。その違いとか、特徴とかは、情報収集した?
質問者: まだ、なんとなくです。
あきらめずに情報収集&抽象思考!
石川: そこをもうちょっと、ハーバードを出ている人はこういう人がいて、こういう学問があって、とか。それで、ほんとにそれで自分が、そのファクトに対して興味がわくかどうか。興味があるブランドの裏には自分が興味があるファクトがあるはずだから。
質問者: なるほど!
石川: それを、見つけていく作業を、日々どんどんやっていくだけだから。情報収集と抽象思考によって、自分オリジナルのものが見つかる。何も無いところから、オリジナルって見つからない。
質問者: そうですね。わかりました!ありがとうございます。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当: yoshida
本日もお読みいただき、ありがとうございました。