【要注意】「好きな仕事」と「経済的収入」を一緒くたにしたら、本来のWANTが見えなくなる
本日も、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
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ゴールはすぐに見つからなくていい
質問者: 前回のお話から、どんな女性でありたいか、とか、こんな親でありたい、とかをいろいろ考えていました。どんな親でありたい、という部分は、私がコーチングしてもらったみたいに、子どもにコーチングできるような親でありたいと思いました。ただ、どんな女性というのは、どういう人がいいんだろうというのが、どうも、なかなか見つからないというか。
石川: 最近のブログにあった、パラレルワールドを仮定して、というのは、やってみた?
質問者: はい、やってみました。これは微妙だな、とか、これはこの部分がいいな、みたいな、そういう感じですか?
石川: そうそう。そうやって、どんどん探していく感じ。逆に、すぐに浮かんでこないのは良いことだから。すぐ見つかるくらいだったら低いじゃん、ゴールとして。その、もやもやした感じ、それが認知的不協和だから。
質問者: そうなんですね。あ、そしたら、なんかこう自然に情報収集してますもんね。
石川: うん、でしょ。そうやって、もやもやを補うために、自然と情報収集したり、いろいろパラレルワールドを考えたりしていくのね。だから、順調なんですよ。
質問者: ありがとうございます。いっぱい考えて、調べて、という感じでいいんですね。
石川: そうそう。
質問者: わかりました。
経済的収入と仕事の内容を一緒くたにしたら本来のWANTがみえなくなる
質問者: ゴール自体を探すのも、同じような感じになりますか。
石川: そうそう、すべてのゴールでそう。今、「親としてどうありたいか、女性としてどうありたいか、妻としてどうありたいか」って場合分けして考えたじゃん。他の分野でも、あれこれと一緒くたにしてしまっていることがあるかもしれない。あれこれと一緒くたにしたら本来やりたいWANTが隠れてしまうことが多い。だから、それも場合分けして考えるといい。例えば、ほかの分野で何がある?
質問者: 例えば、経済的な部分ではどうでしょうか。
石川: 多いのは、経済的な収入と、仕事の内容を一緒くたにして考えてしまうこと。
「デザイナーって稼げないんだよね…」って思って、好きなデザインのことを「本当に好きなのかな…」ってなってしまったりね。
石川: こんな感じで、仕事と、経済的収入を一緒くたにしてしまったら、もし稼げなかったときに元々好きだった仕事の内容が嫌いになったりする。そういうときは、「経済面は経済面のゴール」、「仕事は仕事のゴール」って場合分けして考えればいい。その結果、本当に好きな仕事がのびのびと出来るようになって、新しい稼ぎ方が見つかったりする。ほかの分野は何かある?
趣味でも、場合分けをすることでメンタルブロックが外れてエネルギーが湧いてくる
質問者: ほかには、趣味では、ピアノをしていて、もっと上手くなって、人前で弾きたい、とか思っているのですが、それも何かと一緒にしてしまっているのでしょうか?
石川: 例えば、ピアノが上手いか下手かということと、どんな空間で演奏したいかということは、まったく関係なくない?どんなに下手でも、好きな空間で演奏できるじゃん。
石川: 一緒くたにしたら、「自分はもっと上手くないとあそこでは演奏する資格はないのでは…」なんて限界を設定することになりがち。ましてや、ピアノで稼いでいなくても演奏できて幸せなら、それでいいじゃん。それが趣味ってもの。プロとして稼ごう、というゴールももちろんいいんだけどね。
質問者: なるほど!
石川: そういう風に要素要素を取り出して、場合分けして考えてみるといい。
質問者: そうですね、ほかの分野でも一緒くたにしているものがないか、チェックしてみます。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当: yoshida