「会社がしんどくて、辞めたい…」と思ったら確認すべき、freedomとlibertyの違い
本日も、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
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「会社がしんどくて、辞めたい…」と思ったら確認すべき、freedomとlibertyの違い
質問者: 先日、ある友人に久しぶりに会ったのですが、先月新しい会社に入ってからすごく忙しいみたいで、疲れて別人のようになっていて、ショックでした。寝る間も惜しんで働いているみたいで、ちょっと違うんじゃないの、と思ってしまう出来事がありました。日本の会社のシステムとかを、変えていくことは重要ではないのでしょうか。
石川: その方は、それを望んでやっているなら、いいんじゃないの。自由って、自分が選び取るものだからさ。○○からの自由、じゃなくて、○○をする自由。それがlibertyってやつじゃん。freedomじゃなくて。
質問者: なるほど。
石川: だから、自己責任でその世界を選び取るんだったら、別に、ちょっとぐらい健康を犯しても、その分、行動量を増やしたほうがいい、っていう時もあるかもしれない。それは、自己責任においてその個人個人の自由だから。
ただ、○○をする自由、という自分で選び取ったものではなくて、○○からの自由を求めて行き着いた先が現在の状況で、それ以外ないから仕方なくやらされている、というのだったらそれは問題です。本当の自由じゃないよね。
質問者: はい、そうですね。
石川: 「どう考えてもおかしいだろ」というシステム、制約は、世の中にたくさんあります。特に日本は長時間労働や独特の縦社会文化の非効率性がずっと問題視されてますよね。世の中、それを変えていくっていうことはもちろんいいんだけど、短期的にはどうしようもない場合がある。だから、その先に何かがあるか、その先の世界を目指すための、手段として、その世界を選び取る、っていう態度が重要です。
石川: 生活のために、仕方なくこれをやらなければいけない、っていうのは、それこそまさしくhave to だから。本来のゴールがなくて、仕方なくやる感じ。今の職場がどんなひどい環境でも、その先のゴール達成のために選び取っている世界だったら、すべてwant toに変わってくるはずだから。まぁ、それを気づかせる必要性があるよね。その人は、それに気づいてやっているのかどうか。
質問者: 自ら選び取っていると気づいているわけではなかったと思います。
石川: その人の現在ではなくて、未来を信じてあげられるといいかもしれないね。
質問者: はい。ありがとうございます。
仕事を劇的に効率化したければ、現状を超えたぶっとんだゴール設定をしてシステムごと変えるべき
質問者: 実は、私自身も、すごく忙しくて、あれもしなきゃこれもしなきゃ、という状態になっていて。もっとサクッと片付ける方法はないかなーと考えたりするんですけど。。
石川: サクッと片付ける、というのはどういうこと?
質問者: 例えば、今まで100動いていたものを1でいい、とか、物理的に動いていたことを、せずにすませたい、とかです。
石川: 効率化できたらいいのに、って?
質問者: はい。
石川: やっぱり、現状を超えたゴール設定が必要だよね。そういう効率化とかって、今のシステムを変えればいいだけじゃん。逆に言えば、システムを変えるぐらいのゴールって、現状を超えたぶっとんだゴールなんだよ。そういうぶっとんだゴールの設定を設定すると、それまで考えつかなかった効率的な方法が生まれてくる。
1日に最低でも1回は、ぶっとんだゴールを考える時間の確保を
石川: そういうぶっとんだゴールを考える時間、の確保から、必要だよね。1日に必ず、ほしいよね。そういう時間は、ある?
質問者: あんまり、取れてないですね。
石川: そうすると、目的と手段が入れ替わっちゃうから。だから、逆にゴールを見失ってしまう状況になりやすい。いろいろ日々のタスクに追われて、忙しくて、自分のゴールを考える時間がなくなっちゃうと、目的と手段、もしくは、ゴールとタスク、が入れ替わってしまって、「あれ、自分のゴールってなんだったっけ?」「やりたかったことって、なんだったっけ?」って、形骸化しやすい。
質問者: そういう、ぶっとんだゴールを考える時間をまずは確保することですね。
石川: そうそう。1日に必ず1回は、確保したほうがいい。
質問者: はい。そうですね。わかりました。ありがとうございました。
本日も、お読みいただきありがとうございました。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当: yoshida