【職場の人間関係】「職場の人間関係がめんどくさい」と感じたら、現状維持傾向にある証拠。脱するには、「その先」のやりたいことに目を向ける
本日も、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
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めんどくさい職場の人間関係…それよりも自分がその先どうしたいかに目を向ける
質問者: 石川コーチ(以下より石川と表記)、今回もよろしくお願いします。
石川: よろしく。
質問者: 職場で、社員や従業員同士に、派閥のようなものができているとします。そこで社員同士が、反目し合っている。それぞれ、方針Aと方針Bに分かれています。お互いがお互いを、良く思っていません。
石川: はい。
質問者: 特に、自分から見て上層部の人間が、上記のようなことになっている。こういうとき、下の立ち位置から、環境を良くするために働きかけていきたい。そんなときは、どうしたらいいのでしょう?
石川: なるほど、なるほど。まず、その人たち(職場の上層部の人たち)のことは、変えられません。
質問者: はい、私もそう思います。
石川: そうそう(笑)やっぱり、自分がどうしていきたいのかが、大前提です。自分のやりたいことは、「その先」にあるはず。
質問者: はい。
石川: 本当にやりたいことは、(自分の)大切な時間を割いて、職場の環境を良くすることなのですか?違いますよね?
質問者: ああ、違いますね。
石川: 自分のゴールは、もっと先にあるはずです。そちらを達成するために、時間とエネルギーを使った方が、自分のためですよ。
「今ある制約」に囚われた瞬間に、それは「現状維持」を宣言していることになる
質問者: そうですね。ついゴールから離れて、目の前の他人を何とかしたくなってしまうときがあります。
石川: なるほど。それは、「現状をどうしようか?」という話ですね。ゴール達成において、「現状をどうしようか?」というのは、やってはまずいことです。
石川: 現状をどうこうしようとした途端に、いろいろなことに矛盾が生じます。
質問者: なるほど。
石川: だから、ストレスになったりする。(いろいろなことに)囚われてしまったりします。(現状とは)今ある環境の中での出来事でしょう?
質問者: はい。
石川: 現状を取り扱わずに、未来に本当に望む自分のゴールの中での人間関係の方に、意識していけばいいです。
質問者: 確かに、「目の前の相手を何とかして変えよう」という時点で、「現状維持」を宣言していますね。
石川: そうそう。現状のシステムや現状のルール等、いろいろ制約がありますから。
質問者: 「自分がこのままでいるために、相手の側に変わってもらおう」ということ。
石川: そうです。周りの人とかシステムとか、「今ある制約」に囚われた瞬間に、それは「現状維持」を宣言していることになります。
質問者: はい。
石川: それを、現状ではなく、自分のゴールの方へ向かう。それで例えば、昇進したり独立しちゃったりすれば、「何とかして(その相手を)変えたい!」とか、思わなくないですか?「面倒な人間関係は適当にやり過ごして、早く仕事を終わらせよう」とか思うはずです。(笑)「職場を良くしたい」とか、そもそもそういう発想さえ出てきません。
「自分がやりたいことはもっと先にある!」と思え
石川: 例えば、「独立して、自分のビジネスで成功する」というゴールが達成できたとします。そうしたら、今ある(未来にとって過去の)職場の人間関係とか、どうでもよくないですか?
質問者: はい(笑)
石川: あらゆる「今の制約」となる、人やルールやリソース。それらに囚われているときは、「現状維持」になっている場合があります。
石川: それを、現状の外のゴールの方向へ向けていけばいいのです。
質問者: 「自分以外の人たちに、(都合のいいように)何とかして変わってもらおう」という時点で、意識が現状維持に向いている、と。
石川: そう。思ってしまうのは仕方ないことです。しかしそう思った瞬間に、「いや、自分がやりたいことはこんなことじゃない。もっと先にある」みたいなね。
質問者: わかりました。石川コーチ、今回もお話ありがとうございました。
石川: ありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。
聴き手並びに、文章の書き起こし担当:武田悠太