Jan 6, 2015

「利己的か、利他的か?」それ以前に重要なこととは

「利己的か、利他的か?」それ以前に大切な優先すべきこととは
あなたは、
「ゴールは利他的の方がいいとは分かっていても、所詮それは自分が心地良いからそうするのであり、結局利己的なんじゃないか?」
「お金を稼ぎたいとか、モテたいとか、利己的なゴールしか思い浮かばないんですが、それでもいいのでしょうか…」
「会社の部下をよくして可愛がってやったのに、感謝の気持ちがない!」

と感じたことはありませんか?

 

コーチングをしているとクライアント様からよくこのような質問を受けます。
今回は、このような質問にお答えします。メールマガジン「Flow Coaching™ News Letter」ではメルマガ読者限定コンテンツを配信していますので、ご興味ありましたらご登録ください。

 

利他的、利己的とはどういうこと?


まず、「利他」と「利己」の定義は以下の通りです。
 
利他(りた)…
自分を犠牲にしても他人の利益を図ること。
 
利己(りこ)…
自分の利益だけを大事にし,他人のことは考えないこと。
 
(三省堂『大辞林』より)
 
「お金を稼ぎたい」と思って必死になって年収1億円稼ぎ、そのお金を新規事業に投資して価値を生み出せばそれは結果的に利他になります。

 

稼いだお金を全て自分の飲み代に遣ってしまえば利己になります。

 

しかし、パートナーや家族、お世話になった人々など大切な人たちを飲み屋に連れていって奢ってあげれば利他になりますし、「奢ってやった」という態度で自慢ばかりして相手の気を悪くすれば相手にとって利己的だと映ります。

 

また、
「海外ボランティアしよう!」と思い立ちカンボジアに行っても、自己犠牲的で利他的かもしれませんが、本来自分がやりたいことでなかったら、自分が辛いだけです。

 

人間、have to(=やらなければならない)をしていたら生産性が劇的に落ちます
(詳しくは割愛しますが、これは科学的にも証明されています。)
 
ある行為や、その動機が利己的であろうが利他的であろうが、あなたのゴールに関係ないことばかりしていたらhave to(=やらなければならない)となり、周りにとっても迷惑です。

 

 
「利己的か利他的か」よりも、それがあなたのゴールと合致しているか否かが重要なのです。
ですから、利己的であるか利他的であるかで悩むことは重要なことではありません。
 

僕の好きなフランスのモラリストのラ・ロシュフーコーは、

「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」
とまで言い切っています。
ここまで言い切ってくれると逆に気持ちいいですよね。

 

あなたが利己的であろうが、利他的であろうが、見方によってはどちらとも言えることですし、それを絶対的に定義することは出来ません。
だとすれば、自分は利己的だと落ち込むのも損ですし、自分は利他的だと信じて疑わないのも愚かなことです。

 

冒頭の問いでは本質的に、
それがゴールに合致していることなのか否かが大切なのです。

上下関係であってもhave toをしない

これは会社の上司/部下、先輩/後輩、歳上/歳下などの上下関係にも言えます。
立場が上の人だから、言いたいことを控えたり、要求するのやめたり、注意するのやめたりする必要は全くありません。
むしろそれが理由で、控えるのは悪いことです。
情動や空気に左右されていることになりますから。
 
本来、ビジネスに情動や空気を持ち込むべきではありません。
ビジネスは結果や実績で評価、判断すべきだからです。
情動や空気で支配しようとするのは、不公平です。

 

上司が部下を教育するのも仕事の内ですから、「よくしてやったのに」などと恩を着せようとするのもお門違いです。
それは職務を全うしただけです。

 

ビジネスを超えて、
「プライベートでも飲み代を奢ったりしてよくしてやったのに!」
となれば、これもお門違いです。
勤務時間外に飲み屋に付き合わされる部下の方も仕方なくついていってるのかもしれません。
自己犠牲にしてあとで恩を着せようとするくらいなら、最初からやらなければいいだけです。

 

してやったのに、見返りがない。
してやったのに、礼儀がなっとらん。
あなたがもし、そんな態度でいたとしたら、要注意です。
部下や後輩に、「ありがた迷惑」と思われているかもしれません。

 

have toなことをしてまで自己を犠牲にする必要はありませんし、それはお互いにとってストレスになります。
want toでやったことなら見返りなど求めませんし、相手の反応がどうとか気にしないものです。
やりたいことをやれただけで満足しているはずですから。

 

上下関係を盾に、自己犠牲にして先輩や上司にへこへこすること、自己犠牲にして後輩や部下に奢ってあげたり世話したりすることはやめましょう。
それがhave toなことである限り、お互いにとってありがた迷惑になります。

 

「しかし、時には礼儀は必要なのでは?」
と思われるかもしれません。
確かに現在にもなって、会社や組織の中には
「こいつは礼儀正しくていい奴だから、仕事をあげよう」
「こいつは頑張ってるから、昇進させてやろう」
という、本来あってはいけない不公平な価値観がまだあるのかもしれません。
あなたが所属しているところにこういう価値観が蔓延している場合、どうすればいいでしょうか?

 

適当にやればいいのです。笑

 

つまり、
良く見えるように、礼儀正しくして見せたり、へこへこしてみせたり仕方なくカタチだけやっていればいいのです。
内心は「アホくさ!こんな会社早くやめてやる」
と思いながら、実績を積んだり、転職の準備でも起業の準備でもすればいいのです。

ゴールに合致するかで考える


利己的であるべきか、利他的であるべきか。
他者に対してどうあればいいか。
こうするべきか、ああするべきか。
他人ありきではないです。
あなたのゴールありきです。
 
 
例えば、あなたのゴールが
「格差のない公平な世界を実現すること」
 
であれば、ホームレスにお金や食べ物を寄付するかもしれません(その是非は別として)。
これは正しく、自己を犠牲にしてまでやる利他的行為ですが、やりたいからやっているのだから何の悔いもありません。見返りも求めません。
 
しかし、ある見方をすれば「『格差のない公平な社会を実現する』というゴールに向かって日々生きていることで自分が嬉しいから利己的である」ということもできます。
これって、どちらでも良くないですか?笑
 
 
しかし、あなたのゴールが
「年収1億円稼いで、新規事業を立ち上げて世界に貢献する!」
 
であればなけなしのお金でも新規事業のための資金に回したいと考えるはずです。
それなのに無理矢理、お金を寄付したりすることはhave toなはずです。
 
あなたのゴールの達成のために、自分は我慢して他者に何か施す必要がある場合に施す。
あなたのゴールの達成のために、上下関係とか関係なく、遠慮せずに意見したり注意喚起をする。
あなたのゴール達成のために、事業を始めて付加価値を生み出す。
 
 
利己的か、利他的かというよりも、
他者にどうあるべきかということよりも、
ゴールに合致するかどうか、です。
 
ゴールありきで考えましょう。
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