Jan 2, 2015
「やりたいことがあり過ぎて時間が足りない!」状態を最適化する情報収集の4つのポイント
本日も、パーソナルコーチ石川直樹がゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
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多すぎる情報、次から次へと出てくるやりたいことに翻弄されていませんか?
あなたは、
「観たいテレビ、読みたいネットの記事がありすぎて消化しきれない…」
「やりたいことがあり過ぎて時間が足りない!」
「TwitterやFacebookでいろんな情報があって、何を信じればいいか分からない」
などと、目の前に溢れる情報に翻弄されていませんか?
現在は、普通に暮らしているだけで情報過多です。
垂れ流しの情報があっても、それらを何となくただ浴びているだけでは、情報が無いのと同じです。
何をカバーするかじゃなくて何をディスカバーするかが肝心です。
存命中の学者としては引用回数が最も多いと言われるノーム・チョムスキーは、
「ノーベル賞をとるような人は、論文を片端から読むような人ではなく、何を探すべきか、何が大事か、ということがわかっている人です。」
と語っています(NHK出版新書『知の逆転』より)。
情報過多な世の中を上手く生き抜くためには、何が必要か、何を欲しているか自分の内面が明確である必要があります。
さらに、せっかく得た情報を効果的に運用するために視点のコントロールが必要になります。
つまり、情報過多な時代にムダなく情報を収集・運用し、結果を出していくためにはマインドの使い方を工夫する必要があるということです。
「やりたいことがあり過ぎて時間が足りない!」状態を最適化する情報収集の4つのポイント
そのためには、具体的に以下の4つのポイントが挙げられます。
1.ゴールに合致する一次情報を得る
2.ゴールのプライオリティーが高い方を優先する
3.ゴールのプライオリティーに従い、バランスを取る
4.過去のゴールを逸脱する
ひとつずつ解説していきます。
1.ゴールに合致する一次情報を得る
特に年末年始や、休日のゴールデンタイムはテレビがいつもより凝っていますが、僕は一切観ないようにしています。
テレビを観ることについては、興味のある分野の情報収集や、せっかくの休日での息抜き、家族団らんのための手段として機能させることは悪くないかもしれませんが、目的もなしに観るとダラダラと見続けてしまうものです。
テレビで発信しているような情報はほとんどがデタラメです。
デタラメな情報を浴びることに時間が奪われるのが嫌なのです。
観る場合は、娯楽だと割り切って観ましょう。
TwitterやFacebook、インターネットを何となく見たり、テレビや雑誌を何となく見て時間が過ぎてしまうことはありませんか?
得る情報は、あなたのゴールに合致するものを選びましょう。
また、情報の質にもピンからキリまであります。
例えばウィキペディアは学ぶきっかけとしては重宝しますが、著者の意図や立場、見えない権力によって歪められているものも多いです。
求めている情報の大元である情報を一次情報といいます。
徹底的に調べたければ、ウィキペディアだけでなく、現地に赴いたり、情報発信源である本人に直接会って聞いてみたりすることが一番濃い情報が得られます。
ちまたに溢れているコミュニケーションの技術、コーチングの技術を説明した本を読むより、NLPやコーチングの元祖と言われる人たちが書いた原著や古典を読んだほうが何倍も濃い情報を得られますし、実際にコーチングを受けた方が身に付きます。
そういう意味では、古典を読むこと、一流人、その分野の第一人者に会うことは非常に効果的です。
以上から、ゴールに合致するもの、かつ、一次情報を得ることを心がけましょう。
2.レビューし、抽象度を上げる
情報を摂取した後に、レビューすることは重要です。
コーチングでは、「過去は一切関係ありません」と伝えていますが、それは過去が未来にネガティヴな影響を与える場合の話です。
「ピアノのコンクールで優先して最高に誇らしかった。あの心地は最高だったなぁ」
というポジティブな経験や思い出をも忘れろというわけではありません。
ましてや、企業研修などで
「今日は◯◯を学んだ。あれ、□□についてはどういうことだろう?調べてみよう」
過去を振り返って自分の糧にすることはむしろ効果的なことです。
なぜなら、レビューすることでひとつ上の視点で思考できるからです。ひとつ上の視点で思考することによって、新たな閃きや知識の強化に繋がります。
3.ゴールのプライオリティーに従い、バランスを取る
私のコーチングを受けられたクライアント様のほとんどは、
コーチングセッションの1、2回目あたりで「~しなければいけない」という感覚が優勢のhave toマインドから脱して「~したい」という感覚が優勢のwant toマインドに移行します。そしてその結果、
コーチングセッションの1、2回目あたりで「~しなければいけない」という感覚が優勢のhave toマインドから脱して「~したい」という感覚が優勢のwant toマインドに移行します。そしてその結果、
「やりたいことが多過ぎて時間が足りません、どうマインドを使えばいいでしょうか」
とよく相談されます。
そんなときは、まずゴールのプライオリティーを決めましょう。
例えば、あなたがビジネスのゴールに関することばかりに没頭していて、子どもの「かまって欲しい」というサインを無視し続けていては好ましくありません。
ゴールのプライオリティーを明確にした上で、各ゴールの情報収集に使う時間のバランスを考えるべきです。
なぜなら、ゴールはひとつではありませんし、総合的に達成に向かうからこそ人は幸せを持続的に感じられるからです。
4.過去のゴールを逸脱する
そして、バランスを考えると同時に新しい分野の情報の摂取にもアンテナを効かせましょう。
あなたが必死に考えて明確にしたゴールや、ゴールのプライオリティーは既に過去のものです。
ゴールやゴールのプライオリティーを設定した瞬間に、あなたの脳は、あなたの知らない分野、ゴール以外の分野に関する情報を遮断し始めます。
例えば、あなたが
「ビジネスを成功させて年収1000万円稼ぐ!」
「結婚して子供2人を授かり、あたたかい家庭を築く!」
「今年1000冊読書して教養を身に付ける!」
「レクサスを買う!」
という4つのゴールがある場合、あなたはこの4つのゴールを達成するために日々の時間を使います。
逆に言えば、それ以外を捨てているとも言えるです。
特に「レクサスを買う!」のようなゴールは、過去にレクサスのかっこいいCMを観たり友達が乗っているのを見ただけでそう思っているだけかもしれません。
古いメルセデス・ベンツのカッコ良さを知らないだけかもしれないし、
そもそも車は必要ないことに後で気づくかもしれません。
過去のゴールに縛られることはリスクがあるのです。
そのリスクマネージメントとして、過去に決めたゴールや、そのプライオリティを意図的に逸脱する、新しい世界に足を踏み入れてみる視点が必要になります。
そうすることで新たな気付きが得られ、これまでとの相乗効果が生まれ、ゴールもどんどん洗練されていくのです。以上が「やりたいことがあり過ぎて時間が足りない!」状態を最適化する情報収集の4つのポイントになります。
忙しい毎日を生産的に過ごし、ゴールを最短で達成するべく積極的に取り入れてみてください。
忙しい毎日を生産的に過ごし、ゴールを最短で達成するべく積極的に取り入れてみてください。
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