「上司(部下)にいつも頭ごなしに否定されてイライラするんです…」というときはどうマインドを使ったら良いか?
本日も、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
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否定されても、他人によってエフィカシーを下げられないようにする
質問者: 部下との関係で悩んでいる方から相談を受けました。部署で幾つか動いているプロジェクトがあって、そのうち1つを担当している部下が「よく仕事ができて安心して任せられるから」と、ほとんど関与せず任せていたら「上司のくせにちゃんと見てない!」と責められたそうです。
質問者: 正直いって任せきりだったので、自分よりその部下の方がプロジェクトのことよくわかっていて自分は進捗状況も把握できていないので「ちゃんと見れてない」のは事実。かといって全てを把握して見ることは不可能なので、どうしたらいいのだろうと悩んでおられるのですが、どう言ってあげたらいいでしょうか?
石川: 気にしないことですよね。他人によってエフィカシーを下げられないことです。
質問者: 確かに気にしなきゃいいと思いますが、「気にしなきゃいいんですよ~」と言ってあげても、上司としての地位が脅かされること、自分の評価が落ちることを気にされていると思うので、「気にしなきゃいいんだ!」とはならないと思います。
本来のやりたいこと・ゴールに目を向ければ目の前のことにに囚われなくなる
石川: アドバイスの方法はケースバイケースです。確かに「気にしなくていい」と言えば済むわけではありません。それで済めば楽ですよね。(笑)色々方法はありますが、本来のゴールにフォーカスをチェンジさせるのがいいと思います。
質問者: 本来のゴールに目を向けさせるのですね。
石川: ゴールがないと目の前のことに左右されやすく、現状維持を強化することになってしまいます。逆にいうと現状維持がゴールだと、目の前のことばかりに囚われてしまいます。
質問者: そういえば、その方は「未来の夢ややりたいことが無い」とおっしゃっていました。
石川: 逆に、「未来の本当に成し遂げたいゴールを設定して、そのことだけ考えるようにしたら、そういうこと気にならなくなるよ」と教えてあげたらいいですよ。私はそうやって悩み解決してますよ、と。
質問者: そうですね。相手が目の前の雑多なことばかり囚われているようだったら、「それよりなんかしたいこととかありませんか?」と気をそらしてあげるようにしたいと思います。その方が本来のゴールに向かうよう働きかけると思ったらワクワクしてきました。
石川: はい。試行錯誤していってください。
質問者: 分かりました。石川コーチ、今回もありがとうございました!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当: 宮野明子