【上司へのコーチング法】嫌な上司、使えない上司をさり気なくコーチングするには
本日は、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。
メールマガジン「Flow Coaching™ News Letter」ではメルマガ読者限定コンテンツを配信していますので、ご興味ありましたらご登録ください。
嫌な上司、使えない上司にコーチングしたい!けれど直接相談されたわけじゃないし…
質問者: 上司が仕事を抱え込んでいて、「リソース不足だからこんなの無理だよ」と愚痴を言っているのが聞こえてきます。確かに人が減っていて大変なのはよくわかるのですが、かといって私が出来る仕事でも無いので聞いていて、ものすごくモヤモヤします。上司からは相談されているわけではなく、少し遠くから聞こえてくるという感じなのですが、こういう時はどう過ごしたらいいのでしょうか?
石川: 職場全体にコーチングを取り入れたら最高なんですけどね。
質問者: 本当にそう思います!私もコーチングを受ける前は「こんなの絶対無理」ってよく言ってましたから(笑)。無理と思いながらやっていると、本当はすぐに出来る方法も見えなくなってしまって、残業は増えるし、楽しくないし、ネガティブ連鎖でした。。
なので、職場のみんながコーチングを受けたら生産性も上がるし、仕事が楽しくなるし、何より人生愉しくなるし、取り入れてほしいです。
コーチングでは、ハイパーラポールという関係性を創り出すことが重要
石川: では、その上司の上司に働きかけるとかは?自分がどれだけコーチング上手くても、上司と部下という関係でハイパーラポール*は出来にくいのです。「上司-部下」というその仕組みを逆に利用して上司の上司に働きかけて、ターゲットの上司に働きかけてもらうのです。
*先生と生徒のような、効果的なコーチングをする上で必要な関係性のこと。
質問者: でも、その上司、役職としては課長ですが、その上の部長もまた問題ありで・・・
なんというかみんなの課長への評価がダメな人、どんくさい奴という感じになってしまっています。 そうやって周りが課長をそういう風に評価することで、ご本人のエフィカシーも下がり、失敗したり、本来出せる力を発揮できない現実を創り出していると思います。
質問者: 実際、私も課長がノートパソコンの電源を忘れてきたときに、「この人らしいな」と思ったのですが、課長のエフィカシーを下げたくなかったので「どうしたんですか?らしくないですね」と伝えました。
石川: それはいいですね。
コーチングでは、現在/過去ベースではなく、未来ベース
質問者: でも、本当にはそうは思っていなし、嘘ついているみたいで気持ち悪いという思いもあります。
石川: 現実にはそう思ってなくても、その人の未来に対してならどうとでも思えませんか?その人の未来に対して信じればいいんですよ。
質問者: なるほど!それなら嘘ではなくなりますね。すごくクリアになったので、引き続きやってみます。
本日もお読みいただきありがとうございました。
聴き手(質問者)と文章の書き起こし担当:宮野明子