Jan 14, 2015
思考の抽象度を上げることによって得られるメリットと抽象度を上げるポイント
抽象度が上がったおかげで科学技術が発達し、圧倒的に生産性が高まった
イギリスの理論物理学者であるスティーブン・ホーキング博士は、難病と言われる筋萎縮性側索硬化症を発症して指も自由に動かせ無くなりました。
しかし目の上に「アイブレイン」というチップを取り付けて、これによって脳波を検出して、これをラップトップコンピューターにつないで、それでコミュニケーションしているそうです。
たまにホーキング博士はFacebookを更新しているのでどうやってタイピングしているのだろう?
助手の人のサポートかな?と思っていましたが、これは科学技術の驚きの結果です。
ゆくゆくはチップ開発・研究が進み、あらゆる機械・端末のコンピューター制御や、思い浮かべた文字をタイピングしたりイメージした画像化してプリントアウト出来るようになるかもしれません。
その原型の技術はすでに開発されているそうです。
これは凄いことです。
寝たきりでいる人がコミュニケーション出来るようになってどれだけ喜ぶでしょう。
抽象度がひとつ上がったおかげで、多くの発明が為され、科学技術が発達してきました。
最近では、アルキメデスの「方法」という幻の著作が再発見されてズタズタのボロボロだったそうですが、X線スキャンなど現代の科学技術の力のおかげでほとんど解読されました。
(斎藤 憲 著『アルキメデス「方法」の謎を解く』より)
これは今のようなコンピューターがなかった時代ではムリだったでしょう。
これまで、情報の伝達・保存手段の媒体はパピルスという草を織り合わせたものから、動物の革である羊皮紙になり、羊皮紙がより抽象度の高い紙になり、紙がブラウザになりました。
このように、どんどん抽象度が上がった結果、より便利に、より効率的になっています。
科学技術の発達は凄まじいです。
スマホやSNSが普及して、普段繋がれない人と繋がれるようになったり、オフィスに行かずとも仕事ができるようになったりして、圧倒的に生産性が高まりました。
しかし人間は本質的にはあまり変わっていない
しかし、現在の世界を見渡す限り、金銀財宝のために働き、奪い合い、そのために弱いものを虐げ、命をも奪い合う様は古代の昔から本質的にはあまり変わっていません。
1833年にイギリスで奴隷制度廃止法が成立し、1964年にアメリカで公民権法が成立しましたが、まだまだ世界各地では人身売買、男女差別、部落差別、階級差別などの差別は根強いです。
また、鈴木大介著『最貧困女子』には、教育や環境に恵まれない未成年女子が為す術もなくインターネットなどを通じてセックスワーカーに行き着く様が、リアルに描かれています。
このような現実が未だにあることはとても悲しいことです。
せっかくスマホやインターネットが普及して生活が便利になっても、それらの科学技術は性奴隷の生産を促進する仕組みに化してしまっている。。
服を脱がなくても稼ぐ方法はいくらでもあります。
これは社会が作り出している無知のせいです。
重要なのは、先達が抽象度を上げて発明してきた効率の良い方法を駆使して、何を生み出すか、どれだけの人を救い、喜ばせ、楽しませ、感謝されるかです。
誰かに雇われて、「使われる」んじゃありません。これではhave toな人生です。
誰かに雇われていても、自分という価値を主体的に、効果的に「使う」存在になっていくことで、want toに、より自由に生きていくことができます。
せっかく発展を遂げてきた科学技術に甘んじていれば、それは古代の人たちと本質的に変わりません。
古代の人たちをバカにするわけではないですが、せっかく凄い科学技術もあるし何千年も経っているのに、人間として、本質的に進化していないとなると、僕たちがバカにされそうじゃありませんか?笑
アメリカの作家であるヘンリー・デイビッド・ソローが、湖畔で丸太小屋を建てて2年2ヶ月の自給自足生活をしてその記録や省察をまとめた1854年の代表作である『森の生活』で、
「たいていの人は、比較的自由なこの国に住みながら、単なる無知と誤解から、しなくてもいい心配や余計な重労働に煩わされて、人生のすばらしい果実を摘み取ることができないでいる」
と述べていますが、それは150年経った今でも変わっていませんね。
ソローのこの著作は現在にも通じる本質をズバズバ突いてきますので現代人必読書としてオススメします。
抽象度を上げて100年後の人たち、100万人が喜ぶ付加価値を生み出す
ソローが150年前に指摘したように、しなくてもいい心配をせず、余計な重労働に煩わされなくなって人生のすばらしい果実を摘み取る=ゴールを達成するためには、思考の抽象度を上げる必要があります。
抽象度とは、パソコンのフォルダのようなものです。
例えば、僕のパソコンにショパンの名曲
『Etude#3,Op.10(別れの曲)』
のデータが保存されていますが、
それは
『Horowitz Plays Chopin』
というアルバムのフォルダにまとめられ、
さらに
『Vladimir Horowitz(ウラジミール・ホロウィッツ)』
というアーティストのフォルダにまとめられ、
さらに
『iTunes』
というフォルダにまとめられ、
さらに
『Dドライブ』
というフォルダ、、
というふうにまとめられます。
一つひとつ視点が上がって、より抽象的に、潜在的な情報がより大きくなっています。
これが抽象度が上がっているということです。
同様にしてゴールの抽象度を上げてみます。
「日銭を稼ぐ」
「やりたいことで、月収100万円稼ぐ」
「10社経営して、100億円の付加価値を生み出す」
「格差のない豊かな世界をつくる」
というようにどんどん壮大に、大きくなってきます。
「日銭を稼ぐ」ことは「やりたいことで、月収100万円稼ぐ」ことに包含されますし、
「10社経営して、100億円の付加価値を生み出す」ことは「格差のない豊かな世界をつくる」ことに包含することができます。
抽象度を上げることのメリットはここにあります。
より多くの概念を潜在的に包含することによって、視野が広がり、選択肢が広がり、今まで思いつかなかった方法に閃いたりするのです。
「そもそも、これはどういうことか」
「100年後は、何が求められているだろうか」
「ひとつ視点を上げたらどう観えるか」
「これを包含するアイデアはどんなものだろうか」
というように、あなたがゴールを設定するとき、日々の思考のときに、より高い抽象度で考えていきましょう。
せっかくゴールを設定するのであれば、より大きい枠組みで見た方が視野が広がりますし、結果的により大きい付加価値を得ることができますよ。
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