「アファメーションが効かない!」という人がチェックすべき4つのポイントと、見落としがちなセルフトークの重要性について
あなたは、ゴール達成に向かってアファメーションしていますか?
(アファメーションについて、詳しくはこちらをどうぞ)
僕はコーチングセッションなどで
「アファメーションを実践していますが、効果が出てるか分かりません…どうすればいいでしょうか?」
という相談をとてもよく受けます。
今回はそんな時にチェックすべき4つのポイント、そしてセルフトークの重要性についてお伝えいたします!
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アファメーションやセルフトークがあなたのセルフイメージを作り出す
言葉にはとても大きな力があります。
なぜなら、言葉は必ずイメージを想起させ、イメージは必ず情動を起こさせるからです。
さらに情動記憶はセルフイメージを形成します。
つまり、あなたのセルフイメージはあなたの過去の経験や記憶の結果なのです。
さらに言えば、あなたが発する言葉があなたのセルフイメージを作り出していると言えるのです。
だからこそ、
「ゴール達成するためにはアファメーションが必要だ」と念を押してお伝えしています。
しかし、言葉というのは普段誰かと会話するときに相手に対して発するもの、そしてアファメーションのように自分自身で意識的に声を出して唱えるものだけではありません。
それよりはるかに多く、自分の頭の中で普段から内省的に言葉を発しているのです。
この、自分の中で内省的に発してしまう独り言のことを「セルフトーク」と言います。
ある研究によると、他人の話を聞いている時、人は話している人の言葉に対して3倍の速さで自分自身に言葉を発しますが、その話が止んだ時は6倍の速さになるのだそうです。
また、人は1日に6万回思考していると言われますが、その8割がネガティヴなものだそうです。
これだけでも、意識に上げていなないだけで、セルフトークはセルフイメージの形成にかなりの大部分を占めていることが分かります。
「アファメーションやっても効果出ません」という人がチェックすべき4つのポイント
アファメーションとは「あるルールに基づいて作った言葉を自らにかたりかけること」です。
僕は、冒頭に挙げたように「アファメーション実践してますが効果が出ているか分かりません…。」
という相談を本当によく受けます。
その原因は以下の4つが考えられます。
①ゴールが本当にやりたいことではない
②ゴールが低い(手が届く範囲内、現状の中にある)
③アファメーションのルールに沿っていない
④正しいセルフトークを行っていない
ですから、「アファメーションをやっても効果が出ない」という方は、これらの4つをチェックしてみてください。
以上のような相談をされる方で意外に出来ていないのが、④のセルフトークなのです。
(①〜③の説明は長くなるので今回は省きます!)
アファメーションに対する勘違い
まず、アファメーションとセルフトークの違いを分かれば、見落としがちなセルフトークの重要性に気づくはずです。
アファメーション(affirmation)とはそもそも、
affim(=肯定する)の名詞形ですから、広義には
「自分はゴール達成できる存在であると肯定すること」
になります。
しかし「アファメーション実践しているんですが…」と相談に来る方は、
アファメーション(=言葉を唱えること)
だとしか認識出来ていない方が圧倒的に多いです。
定義としては間違っていませんが、この認識でいると危険です。
なぜなら、
言葉を唱えている時(アファメーションしている時)しか「自分をゴール達成できる存在である」と肯定できていない
ということになりかねないからです。
つまり、アファメーションしていないときの自分の思考がネガティヴなものになったとしてもそれをコントロールしないがために本当の意味でaffirm出来ていない結果となってしまうのです。
ホメオスタシスを味方につけるにはアファメーションだけでは足りない!
脳にはホメオスタシスが働いて常に「心地良い現状」を維持しようとします。
ホメオスタシスとは生物が本能的に持っている恒常性維持機能のことで、体温が上がれば汗をかいて下げようとし、目が乾けばまばたきをしようというように働きます。
それがマインド(=脳と心)にも働くのです。
例えば、普段行かないラグジュアリーなバーに急に連れて行ってもらったら、大抵の人はそわそわして落ち着かなくなり、早く家に帰りたくなります。
これは慣れない環境から逃れて早く心地良い自宅へ帰りたいとホメオスタシスが働いているのです。
ゴール達成をしよう!ということは心地良い現状から抜け出して新しいスタンダードを手に入れよう!ということです。
新しいスタンダードとは慣れない世界なので、常に危険が伴うと無意識は判断します。
ですからホメオスタシスが必ず働き、心地良い現状へと引き戻そうとするのです。
ですからホメオスタシスが働いて現状に引き戻そうとするのを防ぐ必要があります。
ホメオスタシスを味方につけるのです。
それには”言葉を唱えるだけの”アファメーションでは足りません。
アファメーションしていない時に無数に為されるセルフトークをコントロールし、正しいセルフトークに切り替える必要があるのです。
本来の意味で、「自分はゴール達成できる存在である」とaffirm(=肯定する)する必要があるのです。
「アファメーション」+「正しいセルフトーク」が基本!
正しいセルフトークとは、「こうありたい自分」の新しいイメージについてのセルフトークです。
具体的には、
「次は○○する!」
「明日は○○している!」
というように、ありたい未来に繋がるような内容が良いです。
決して、
「また失敗しちゃった。。自分はやっぱり向いてないのかな」
「いつまで経っても稼げないし、変わらない。自分にはゴール達成なんて出来ないのかな」
などと、ネガティブなセルフトークをしてはいけません。
人はネガティブなセルフトークをしやすいです。
なぜなら、生命維持のために失敗を元に物事を学習する習性があるからです。
ネガティブな記憶が残りやすいのはこのためです。
もちろん、ネガティブな記憶があるからこそ同じ失敗を犯さないというメリットもあります。
これから自分の頭の中で行われるセルフトークを意識に上げてみてください。
ネガティブな内容のものが多いことに驚くはずです。
重要なのはセルフトークを意識に上げて、ネガティブなセルフトークを意識的に止めることです。
「それでも、ネガティブなセルフトークが出てきます…」という方も、同じ。
ただひたすら止めて、正しいセルフトークに切り替えることに努めてください!
多くの人がセルフトークはいちいち意識にあげないので、ここを意識的に変えるだけですぐ効果が実感できますよ!
セルフトークを変えるという認識を持ちましょう。