Mar 15, 2015

「時間は未来から過去へ流れる」という時間観が腑に落ちない人への説明の仕方

「時間が未来から過去へ流れる」とはどういうことか？

質問者：　自分や他者へコーチングする上で「未来が変われば今が変わる。時間は未来から過去へ流れる」という時間観を理解しているか否かで、限界を超えたクリエイティブな発想をできるかが違ってきますよね。この時間観を知人に伝えようと思ったのですが、うまく説明できませんでした。どう説明したらわかってもらえるでしょう？

石川：　どういう風に説明されたのですか？

質問者：　今、させて頂いているこのライター活動を始める時を例に挙げました。

質問者：　コーチングセッションをもとにブログ記事を書くというライター募集を石川さんのメールマガジンで知り、申し込んだのですが、ただ「やりたい」という気持ちだけで直観で申し込んだため、必要となるものをちゃんと把握しておらず、「ライターをする」という未来が決まってから、急いでパソコンを買いに行きました。未来が決まったので行動が変わった例になると思います。

石川：　なるほど。行動が早かったですよね。（笑）

質問者：　ただ、以前から必要だと思っていたから買いに行っただけなのでは？と言われました。

石川：　パソコンが必要になったのは、「ライターをする」という未来が決まったからであって、現状に変化が起こったからですよね？

質問者：　そのあたりが自分でも曖昧で、ずっとパソコンを買おうとは思っていたので、本当に未来が決まったからそうなったのかな？と確信が持てずにいます。ライターをすることが決まったその日に買いに行ったので、（パソコンを買う）タイミングが早まったのは確かなのですが。

未来が変わったから、今（過去）が変わる

石川：　このブログのライターをするという未来が無かったら、その日に買わなかったですよね。その日に買いに行くという行動力が爆発的に出てきたのは、ゴールが定まったからですよね。それは「未来が決まったから、今（行動）が変わった」ということの揺るぎない確証になりませんか？他に例は無いですか？　

質問者：　そもそも私は「コーチになる」というゴールがあります。だから、石川さんのメールマガジンに登録していたし、コーチングのライター募集を見た時に「絶対自分のためになる。やりたい！」と思い申し込みました。「コーチになる」というゴール（未来）が無かったら、そもそも石川さんのこと知らなかったと思うし、そうなるとライター募集のことは知りえず、こうやってライターしていることは絶対なかったと思います。

石川：　他にも例はありますか？

質問者：　そうですね。今は会社員ですが、いずれ自分でビジネスをしてみたいという夢（ゴール）ができてから、仕事が面白くなったというのも、未来が変わったから今が変わった例だと思います。その夢（未来）が無かった時は、本当に何も考えていなかったので、今日も昨日と同じ日が続き（現状維持）、ただ言われた仕事をやり、その分の対価をもらうという感じでした。

質問者：　今は、「自分が経営者ならどういうジャッジをするだろうか？」とか、「みんなが仕事をしやすくなるためにはどう働きかけたらいいだろうか？」と自然と考えるようになりました。また、書類の作成方法やプロジェクトの管理方法など全てのことをお給料を頂きながら同時に学ばせてもらっているという気持ちがあるので、仕事が楽しくなりました。未来が変わったおかげで、明らかに今（気持ち）が変わりましたね。