Mar 12, 2015

【人材教育】生産性の高い人材を教育するために知っておきたい、ティーチングとコーチングの違い


【人材教育】生産性の高い人材を教育するために知っておきたい、ティーチングとコーチングの違い

本日も、パーソナルコーチ石川直樹と質問者の対話形式でゴール達成のためのマインドの使い方に関するコンテンツをお届けします。

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ティーチングとコーチングの違いとは?

質問者: こんにちは、石川コーチ(以下より石川と表記)。

石川: こんにちは。

質問者: 今日聞きたいのは、「ティーチングとコーチングの違いは?」というテーマです。例えば書店に行くと、子育て関連の本が多数あります。「どの学校に行けばいいか」「どうやって子どもをよりよい学校に通わせるか」などを目的としたものが多く、気になりました。

石川: はい。

質問者: そこで、「既存の教育システムと、コーチングの違い」について知りたいのです。

石川: なるほど。既存の学習指導要領に載っているような教育システムは、確かに必要です。それは大きく言えばティーチング。ティーチングとは「知識を与えること」。だから学校の先生は「ティーチャー」と言われますね。

石川: かと言ってコーチングを意識的・無意識的に取り入れている先生もいます。コーチングとは「ゴール達成へ導くこと」。学校の先生は毎授業、「児童・生徒がこれだけのことを身に付ける」という目標があります。そのために、基礎知識を教える(ティーチングする)必要もありますし、児童・生徒が授業の目標を達成するために導く(コーチングする)必要があります。

石川: 職場でも、生産ラインでの作業の仕方や、ルールなどの知識はティーチングする必要がありますし、そもそも部下が何を望んでこの職場にいるのか、人生のゴール仕事のゴールは何かを引き出し、その達成に導くコーチングも必要です

「やりたいこと」は、常に過去の知識や経験に束縛されている

質問者: なるほど。知識を与えるか、ゴールを引き出し、達成に導くかの違い?

石川: (一冊の本を手元に用意して)私は今、「ロウソクの科学(ファラデー著)」という本を読んでいます。これ凄くいい本で、「ロウソクから、あらゆる科学の法則が導き出される」というものです。例えば、「ロウソクのどんな物質や成分が、どんな働きをするか」といった法則。これは、もともと人に知識が備わっていないので、ティーチングする必要があります

石川: もともと人間は、白紙の状態で生まれてきます。赤ん坊に「何かやりたいことある?」と聞いても、恐らく回答できないし発想もできないでしょう。「眠りたい」と思っているかもしれません(笑)

質問者: 「お腹が空いた」かも(笑)

石川: そうそう。でも、「母親におんぶされた」経験があるから眠くなったのかもしれませんし、(過去に)「母親のおっぱいを飲んだ」から「母親のおっぱいを飲みたい」と思う。何らかの過去の知識や経験がない限り、やりたいことも出てきません。

石川: 「やりたいこと」というのは、常に過去の知識や経験に束縛されています。今の学校の学習指導要領があることで、その知識や経験を得る際に、バランス良く、効率的に学ぶことができます。

質問者: バランス良く、効率的に学べるのですね。

石川: もちろん、学校がなくても学べるとは思います。思いますが、学校教育は体系的に組み込まれた、画一的なカリキュラムです。「学習指導要領の内容がどうとか、知識詰め込み型がどうとか、ゆとり教育がどうとか」の議論は別として、ここでは「そもそも学校教育は必要かどうか」の話をしています。

石川: 知識や経験があって初めて、やりたいことが生まれます。しかし、「ゴール達成に導く(=コーチング)」という行為も必要です。知識や経験を得るだけでは、それらを消費してばかりになってしまいます。それらの運用方法が分かりません。持っている知識や経験を上手に運用して人生のゴールを達成するために必要なのが、コーチングだと言えます。

質問者: なるほど、確かにそうですね。

石川: (いろいろ経験していくと)自然にやりたいことが出てきます。その上で、どこかで「ゴール達成に導く」という行為をしてあげる。コーチングで言うと「スコトーマ(心理的盲点)を外して、エフィカシーをあげる」という行為をしてあげることで、もっと人類は進化できますよ、という話です。

石川: もともと、今のように体系的なティーチングが無くても、人類は今まで生きてこれました。体系的な学校教育のシステムが無くても、親から子へ、例えば「火の起こし方」「狩りのやり方」等を口伝で教わってきたのです。

質問者: ああ、言われてみればそれらも知識や経験ですね。

強制的に教えるのではなく、個人のwant toを上手く引き出す

石川: その「伝える」というのが、まさにティーチングですね。学校教育にも、「自発的な◯◯を引き出す」みたいな項目はあります。でもそれは、私たちコーチとしては、「まだまだ足りないよね」という話です。もっと専門的にコーチング理論を根本から組み込んで、学習指導要領を作った方が、効果的だと主張しています。

石川: それは会社などの組織でも同じで、「個人のゴールを引き出し、達成に導く」という考え方が抜け落ちています。資本主義社会では会社の利益を優先するのが当然なので個人のゴールは軽視しがちですが、社員一人ひとりのゴールを上手く引き出し、仕事につなげてあげれば生産性は結果的に倍増します

石川: ティーチングとコーチングの違いには、以上のような違いがあります。

質問者: なるほど、分かりました。

質問者: 学校教育でよく議論されることとして、「学校で教えられる知識と知識を得る側のニーズが一致していないのでは」、というのがあると思います。確かにコーチングなら、よりいい形で引き出していくことができますね。

石川: そうですね、コーチングでは、ニーズしか扱いませんから。そもそもティーチング・コーチングという行為を、強制的にするべきではありません

質問者: 強制的ではいけないのですか?

石川: 私たち社会人は、やりたいことがあったら、自分で調べられます。インターネットなどで調べられるのは、(情報を)アップロードした人がいるから。そのアップロードという行為が、「誰かが(他の誰かに)教育、ティーチングをしてくれた」ということです。

石川: ですが、ティーチングもコーチングも、強制的である必要はありません。強制的にさせられることって、have to(しなければならない)ですよね。have toなことをした途端、生産性が劇的に下がります。だから時間のムダです。常に、その人のニーズ、つまりwant to(したい、やりたい)から始まるべきです。

質問者: want toを上手く引き出していくのが、コーチングである、と?

石川: そうです。ティーチングもそうあるべきだと思いますね。児童・生徒のwant toを上手く引き出せる先生は、いい先生です。興味、関心を引き出すのが上手い人。職場のマネジメントレベルの人も同様です。

質問者: なるほどよくわかりました。石川コーチ、お話ありがとうございました。

石川: ありがとうございました。
お読みいただき、ありがとうございました。

話の聴き手、並びに文章の書き起こし担当:武田悠太

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